遠方の相続人間の遺産分割協議
状況
町田市にお住いのAさんは、3人兄弟で、上に2人のB姉さんとCお姉さんがいらっしゃいます。ご出身は新潟県でしたが大学進学と同時に東京に引っ越しその後、就職も都内でし、生活の拠点は東京・神奈川でした。先月お母さまがお亡くなりになり、葬儀の喪主として帰省してお姉さま2名と、その後の相続手続きの件について話し合いましたが、地元の新潟を離れて30年近くたっているAさんと、ずっと新潟にお住いで、お母さんの介護などをされていたBさんとCさんでは、なかなか話し合いがまとまりませんでした。Aさんは悩んで町田で付き合いのある信託銀行に相談したところ、相続の専門家として森川司法書士事務所を紹介されご相談に来られました。
提案
状況を踏まえて、当事者間で何が問題となり話し合いが成立しないのかを確認する為に、当事務所からBCさんに電話で状況を確認すると、①長男のAさんは生前母親から非常に優遇されていた。②相続財産の土地・建物などはなんとなく把握しているが、Aさんが長男として母親の財産の確定申告などをしていたので、私達は相続財産がどのぐらいあるのか正確には把握できていない。③Aさんは、生活の拠点が東京だったのでほとんど、新潟に帰ってくることはなく、母親の介護や面倒もすべてBC家族で行っていた。これは遺産分割には何も影響しないのか?④またBCも60代後半から70代なので、電話だけでは状況も分からず不安だと言った内容のお話でした。以上の疑問点やお悩みの解決のためには、お電話や文書の郵送では困難でしたので、相続人全員の申告のもとに、弊所が中立的な第三者として相続財産の調査をし、提携税理士が相続税の試算を行い、その資料を司法書士と税理士が新潟まで持参して、相続人及びそのご家族にもご説明することを提案致しました。また司法書士及び税理士には遺産分割協議などの代理が出来ないので、今回の訪問が、あくまで相続人間で、遺産分割をする上での、相続財産の範囲や相続手続きの期限と言った法律上及び税務上のご説明をする為に伺わせて頂く旨をお話致しました。
結果
相続財産が多く、調査に時間がかかりましたが、金融機関や証券会社からの残高証明書や役所から発行される不動産の残高証明書などから公平性のある相続財産一覧表、税理士による相続税の試算表を作成し、相続人全員にきちんと状況を説明し、申告及び納税の義務、また遺産分割協議が成立しない場合のデメリットを時間をかけて説明した結果、相続人の皆さまが話し合いを再開し、無事に申告期限までに遺産分割協議が成立させることができました。相続の専門家を入れることで、感情論での話し合いではなく、理性的に話し合うために必要な法律的、また税務的なアドバイスであったり、情報を受けることが出来ます。相続手続きは、通常は皆様一生に一度か二度しかないものです。ご自身で勉強することも不可能ではないですが、多くの時間が掛かったり、正確ではない情報に踊らされてしまうこともございます。そんな時は是非、森川司法書士事務所の無料相談をご利用ください。町田市・相模原市だけではなく、近隣の横浜市や大和市の方も多くご相談頂いておりますので、お気軽にご相談ください。
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