【相続事例・町田市】故人名義のままだった不動産を売却したい
お客様のご状況
東京都内にお住まいのH様より、数年前に亡くなられたお母様が所有していた土地の売却についてご相談をお受けしました。
H様のお母様は町田市に先祖伝来の土地をお持ちでしたが、数年前にご病気で亡くなられました。
お母様が亡くなったショックもあり、お父様はしばらく体調を崩されて入退院を繰り返されていて名義変更の手続きなどを行うことを失念されていました。
土地には、以前はお父様とお母様の共有名義の自宅がありましたが、お母様がご病気で入院された際、退院後は車いすが利用できる環境が良いだろうと、利便性の良い近くの分譲マンションをお父様が購入されて住むことになり、古い自宅は取り壊し、更地にしたのち、月極駐車場としました。
H様は、先日、高齢となったお父様より相続の相談を受けた際に初めてお母様の所有されていた土地があることを知ったそうで、今後どうすれば良いのかわからないと、弊所にご相談に来られました。
弊所からのご提案
お母様の相続人となるのは、お父様と、子となるH様と弟が2人おられるので、総勢4名です。相続人の皆様に集まっていただき、それぞれのご要望と状況をお伺いしたところ、皆様それぞれ生活拠点とされている場所に自宅をお持ちであることから、土地として相続するより売却したいとのご要望でした。
相続手続きが必要な財産が土地だけでしたので、今回は『相続登記まごころサポート』をご提案いたしました。
ご自宅については、すでに取り壊されておりましたので、弊所の提携している土地家屋調査士に依頼し、お母様名義からの相続登記をせずに、建物の滅失登記を行いました。
結果
相続関係をお調べしたところ、複数回引っ越しをされており、都度本籍地を変更されていたことが判明したため、少し時間がかかってしまいましたが戸籍収集を行いました。
その他の手続きは順調に進み、不動産の名義変更などのお手続きを2か月程度で完了することができました。
不動産を売却して得た現金を資金として、諸経費の支払いにあて、残った現金を相続人4人で分配したいというご要望もありましたので、そちらのお手続きも弊所提携不動産会社と連携して行いました。
お母様がお亡くなりになられて数年放置していた相続問題を、短期間かつ持ち出し資金をかけることなく解決することができたことで、お父様やご依頼者のH様だけではなく、相続人である弟様たちにも喜んでいただくことができました。
ポイント
①放置されていた相続手続き
亡くなられたお母様が町田市に所有していた先祖伝来の土地の存在を、高齢になったお父様から相続の相談を受けて初めて知ったが、どう対処して良いかわからず途方に暮れていたところ、相続の専門家である司法書士事務所に相談しました。
②相続手続きの提案と売却手続き
相続人はお父様、H様、そして弟が2人の合計4名であり、皆が売却を希望していたため、『相続登記まごころサポート』を提案いたしました。建物が既に取り壊されていたため、建物の滅失登記と、土地の相続登記の手続きを進めました。
⓷専門家に任せて迅速に手続きを完了
戸籍収集に時間がかかりましたが、相続関連の手続きを約2ヶ月で完了し、数年放置されていた相続問題を迅速に解決しました。H様やその家族、相続人に喜びをもたらしました。
相続の手続きは、個人でも法務局へ相談し、時間をかければ自分で完了させることができます。しかし、この工程には想像よりも多くの時間がかかることがあり、手続きが完了した後にも不備が見つかったり、修正のために追加で手続きを行う必要が生じる場合が少なくありません。
当事務所では、個人では対応が難しい相続に関する諸手続き、または他の専門職との協力を通じて、名義変更だけでなく、相続税の申請や遺言、家族信託などの相続対策についてのご相談もお受けしています。
相続に関してなにか心配なことがありましたら、お気軽に当事務所へご相談ください。
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