【相続事例・相模原市】解決事例>亡くなっていた弟の不正受給を役所からの督促で知った場合
お客様のご状況
相模原市にお住まいのD様から、半年前に亡くなっていた弟の不正に受給していた生活保護を返還しなければいけなくなったとご相談を受けました。
突然の役所からの督促に驚き、なにをどうすればいいかわからず困っていたところ、役所の担当者より相続放棄の手続きについて話を聞くことができたそうです。
相続放棄の手続きの方法はわかったのですが、D様は高齢なうえ、同じ相続人にあたる他の兄弟の手伝いは期待できなかったため、代行してくれるところはないかと知人に相談し、近隣で評判の良かった弊所にご来所されました。
D様は四人兄弟の長男で、ご両親が数年前に亡くなった際の相続で兄弟間で意見が合わず裁判となり、争うことがあったそうです。
裁判後もわだかまりが残ったことから兄弟関係は疎遠となり、お互いに連絡を取り合うことはほとんどなかったそうです。
半年も前に亡くなっていた次男U様とは、D様や他のご兄弟も裁判以降連絡が取れない状態だったようで、役所からの督促ではじめて亡くなっていたことを知りました。
次男は生前、生活保護費を受給して生活しており、亡くなってから受給に不正があったことが判明したため、こどものいなかった次男U様の相続人となるD様含む兄弟にその不正額を返還するよう要請がありました。
金額がかなり大きかったため、D様やほかの兄弟も相続を放棄するよう考えているとのことでした。
弊所からのご提案
相続放棄の申立期間は三か月なのですが、次男Uはお亡くなりになってすでに半年が経過していました。
しかし、D様のお話を伺ったところ、D様や他のご兄弟の皆様も次男U様とは交流がなく、亡くなったことも役所からの連絡ではじめて知ったという状況でしたので、まだ相続放棄の申し立てが可能と判断しました。
ご両親の相続に関する騒動から兄弟間も疎遠となっていることから、弊所がほかのご兄弟との連絡も引き受け、意見を調整したり手続きを代行するのが最適だと考え、『相続放棄あんしんサポート』を相続人の皆様にご提案いたしました。
結果
D様をはじめ、ほかのご兄弟の皆様にも提案したとおりご依頼いただきました。
次男U様が亡くなられてから半年以上経過した状況でしたが、無事に相続人全員の相続放棄の手続きが行われ、無事に受理されました。
役所の担当の方にも相続放棄が完了したことをご報告いたしました。
D様の妹様のおひとりは関西圏にお住まいでしたが、疎遠となっているD様ではなく代わりに弊所より担当者が連絡をしたことで、余計なトラブルが起こることもなく迅速に手続きを完了することができ、相続人の皆様にとても喜んでいただくことができました。
ポイント
1.突然の役所からの督促で弟が亡くなったことを知った
生活保護費の不正受給により、役所から督促の連絡があり、はじめて弟が亡くなっていたことを知りました。不正受給額はかなり多く、子どものいなかった弟のかわりに相続人となった兄弟で不正額を返還するよう要請され困ったところ役所担当者より相続放棄の話を聞き、専門家に相談しました。
2.相続放棄の申立など専門家による的確なサポート
D様は高齢であり、他の兄弟も両親の相続裁判後に関係が疎遠になっていたため、手続きを自力で進めることが難しい状況でした。そこで、専門家である司法書士事務所に相談したところ、相続放棄の申立期間を過ぎていたためいくつかの手続きが必要なこともあり、『相続放棄あんしんサポート』というサービスを利用して、相続放棄の手続きを行うことにしました。
3.家族間を仲介し争族を回避する
兄弟間で裁判を経験し、その後も疎遠な関係が続いていたにもかかわらず、司法書士事務所が仲介となり、兄弟間の意見調整や手続きの代行を行ったことで、相続放棄の手続きを円滑に進めることができました。複雑な手続きを代行するだけではなく、家族間のトラブルを未然に防ぐことも専門家に代行を依頼する重要なポイントです。
相続放棄の手続きは、期限の問題や、期限を経過してしまった場合裁判所に説明のための上申書を作成しなければいけないなど、多くの手続きを必要とし、難しい内容を含むことがあります。
ご高齢や忙しいかたが、個人で手続きをするには時間や手間がかかるため、専門家に任せるかたが多くいらっしゃいます。
今回のように、突然の役所からの督促が来て親族が亡くなっていたことを知った場合、冷静に対応するのは困難です。
お悩みになったときは、専門家にご相談になることをおすすめします。
森川司法書士事務所ではお気軽にご相談いただけるよう無料相談を設けております。
お悩みの解決のお手伝いができるようサポート体制を整えていますので是非ご利用ください。
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