【相続事例・相模原市】解決事例>住宅ローン抵当権が残った不動産を相続登記したい

お客様のご状況

相模原市にお住まいのG様が、お父様が亡くなったので相続手続きを進めようとしたところ、完済しているはずのローンの抵当権が残っていて困っていると、弊所の無料相談にご相談がありました。

G様のお母様はすでに亡くなっており、先月お父様がご病気で亡くなられました。
通院や入院が続いていたため、預貯金もそれほど残ってはおらず、資産といえるものはご自宅のある土地家屋ぐらいでした。
相続人はその子供となるため、三人兄弟の長男であるご相談者様のG様が中心となって、相続手続きを進め、売却して遺産を分割しようと登記簿謄本を調べたところ、お父様が債務者となっている住宅ローンの抵当権の登記が残ったままだとわかりました。

生前、お父様からは住宅ローンはすでに完済していると話を聞いていたため、どうしてそうなっているのか確認する方法やこれからどのように手続きを進めれば良いのかわからず困惑されたG様は、友人の勧めもあって専門家に相談しようとネット評判の良かった弊所へご連絡くださったとのことでした。

弊所からのご提案

【相続事例】当事務所からのご提案G様からご事情を詳しくお伺いし、弊所でも登記簿謄本を確認したところ、やはり住宅ローンの抵当権が残ったままとなっていました。
そこで弊所より金融機関へ確認を取らせていただいたところ、お父様がローンを完済されていたことに間違いはありませんでした。
しかし、その後、金融機関より抵当権を抹消するために必要な書類をお送りしているものの、提出されていないことが判明いたしました。

G様にその旨を伝え、ご実家の中を探していただきましたが、書類を見つけることはできませんでした。
そのため、再度金融機関に連絡をとり、抵当権を抹消するために必要な書類を再発行していただけるようお願いしました。

そして、書類が再発行されるまでの時間を活用し、G様を中心として弟様たちと改めて遺産の処分方法と分割について協議を行いました。

抵当権の登記済証の再発行ができないため、抹消登記申請は事前通知制度を利用することで、相続登記を申請する際にまとめて抵当権の抹消登記を行いました。

結果

弊所でサポートをさせていただき、無事に相続登記と抵当権抹消の手続きを完了することができました。

G様がご兄弟と協議を行った結果、お父様の不動産は売却し、現金化したうえで兄弟で均等に遺産を分割することに決まりましたので、弊所の提携する不動産会社にご協力いただき、不動産を円滑に売却することができました。

抵当権が残ったままだったお父様の遺産を、想定していたよりも早く、また、兄弟間で揉めることもなく遺産相続が完了したことで、G様や弟様たちにも大変喜んでいただくことができました。

ポイント

1.抵当権が抹消されていない不動産の相続手続き
 住宅ローンが完済しているにもかかわらず抵当権が残っていたため、金融機関に書類の再発行を依頼し、事前通知制度を活用して抵当権の抹消登記を行いました。
専門家による迅速かつ適切な対応により、相続手続きが滞ることを防ぎました。

2.遺産分割の円満な協議
 G様とご兄弟が遺産分割について協議を行い、不動産の売却とその後の現金化による均等分割で合意しました。
専門家が仲介に入りサポートすることで、兄弟間のトラブルを未然に防ぎ、全員が納得する形で手続きを進めることができました。

3.スムーズに不動産を売却
 弊所の提携する不動産会社の協力を得て、不動産を円滑かつ迅速に売却することができました。
相続登記から売却までの手続きがスムーズに進み、相続人全員が満足する結果を得ることができました。

 

抵当権が抹消されていない不動産の相続が大変なのは、手続きが複雑で時間がかかるうえ、不動産の売却や活用に制約が生じるためです。
通常、住宅ローンが完済されれば金融機関から抵当権抹消に必要な書類が発行されますが、それが紛失している場合、再発行の手続きが必要になります。
さらに、抵当権抹消登記を行わないと、相続登記を進めても不動産の名義が完全に整理された状態にはならず、売却時に買い手がつきにくくなることもあります。

また、抵当権の抹消手続きには、金融機関とのやり取りや法的手続きが伴い、事前通知制度など専門的な知識が求められます。
これを相続人自身が行うのは負担が大きく、手続きの誤りや遅れが相続全体を長引かせる原因となります。

こうした問題を円滑に解決するためには、法律や不動産手続きの知識を持つ専門家の協力が不可欠です。
専門家は抵当権抹消や相続登記を同時に進める適切な方法を提案できるほか、相続人間の遺産分割協議を円満に進めるための助言も行います。
結果として、時間や手間を大幅に削減し、安心して相続を完了することが可能になります。

抵当権が残ったままの不動産相続でお困りのかたは是非、森川司法書士事務所の無料相談をご利用ください。

 

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