【相続事例・相模原市】解決事例>二次相続をしようにも、放置しすぎて役所に対応してもらえない場合

【相続事例・相模原市】解決事例>二次相続をしようにも、放置しすぎて役所に対応してもらえない場合

お客様のご状況

相模原市にお住まいのS様から、長年放置していた相続手続きを行うために書類を集めようとしたけれども、個人で集めるには大変とのことで、協力してほしいとご相談をお受けいたしました。

S様のお父様は10年ほど前に病気で亡くなられました。
残されたお母様とS様で確認したところ、お父様の財産は、その当時生活されていたご自宅ぐらいしかなかったため、相続税も関係ないだろうと判断されました。
そして、時間があるときにご自宅の名義変更を行えばよいかと考え、これといった相続手続きをなにもなさらなかったそうです。

元から物忘れが多かったお母様でしたが、お父様が亡くなって2年後にたまたま体調を崩された際に検査したところ、認知症と診断されました。
子供はS様しかいないため、お母様のために成年後見の手続きを行うべきかと検討されていたのですが、日々の生活に追われてすっかり忘れておられたそうです。

昨年末、認知症を患っていたお母様が亡くなられたので、誰も住んでいないご自宅を処分しようとしたところ、お父様の名義のままになっていることを思い出し、不動産の名義変更や処分の方法を調べたそうです。
役所にも問い合わせたところ、相続手続きが長期にわたって放置されていたためになかなか必要な書類を発行してもらうことは難しそうでした。
途方にくれていたところ、役所の担当者より専門家へ依頼することを勧められ、弊所の無料相談を経てご来所されました。

弊所からのご提案

【相続事例】当事務所からのご提案長期間放置されていたご実家の相続登記(名義変更)を行う際に必要な書類はいくつかあります。状況によって追加の書類が必要になる場合もあります。

1. 被相続人(亡くなられた方)に関する書類
戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍:被相続人の出生から死亡までの連続したものが必要です。
住民票の除票または戸籍の附票:登記簿上の住所と本籍地が記載されたものを用意しなければなりません。

2. 相続人に関する書類
戸籍謄本:法定相続人全員分が必要です。
住民票:新たに名義人となる相続人のものを用意します。

3. その他の必要書類
固定資産評価証明書:名義変更を行う年度のものを取得します。
相続関係説明図:相続関係を図示したもので、戸籍謄本などの原本を還付(返却)してもらう際に必要です。
遺産分割協議書:相続人間で遺産の分割方法を決定した場合に作成し、相続人全員の実印を押印します。
印鑑証明書:遺産分割協議書に押印した相続人全員分が必要です。

相続手続きは時間が経てば経つほど関係者が増え、財産の状況把握が難しくなり、必要書類の入手にも手間や時間がかかります。

相続手続きに関して知識のある弊所で書類を集める手続きを代行することで、大幅に手間や時間を軽減できる旨をご説明し、代行をご提案いたしました。

結果

まず、相続手続きですが、こちらはやはり、長年相続手続きが放置されていたことから、不動産の名義変更に必要な書類を役所で発行してもらうことはできませんでした。
そのため、弊所より法務局に相談をし、上申書を作成するなどの手続きをとり、相続手続きを完了することができました。

S様名義となったご自宅については、当初より売却を検討しているとのご相談を受けていたため、弊所の提携する大手仲介会社のネットワークより、ご希望されていた金額よりも高く売却することができました。
想定していたよりもスムーズに売却手続きまで終えることができたので、S様には大変喜んでいただくことができました。

ポイント

1. 長期間放置した相続手続きの問題
相続手続きが長期間放置されていると、必要書類の取得が難しくなることがあります。
特に、戸籍謄本や住民票などの書類が古くなっていたり、役所で発行されなくなることもあるため、手続きがスムーズに進まない可能性が高いです。

2. 相続手続きの代行による負担軽減
相続手続きには、戸籍謄本、相続人全員の書類、固定資産評価証明書、遺産分割協議書など、複数の書類が必要です。
これらを個人で集めるのは非常に手間がかかりますが、専門家に依頼することで、書類の収集や手続きを代行してもらい、時間と手間を大幅に軽減することができます。
S様の場合、専門家に依頼したことで、複雑な手続きをスムーズに進めることができました。

3. 相続後の不動産売却の支援
相続後、不動産の名義変更が完了した後、売却を検討している場合、専門家が提携している不動産業者とのネットワークを活用することで、希望金額以上で売却できる可能性があります。
専門家が仲介しているため、手続きがスムーズに完了することも多いです。

相続手続きを放置すると、必要書類の取得が難しくなり、手続きが複雑化するため、早期に専門家に相談することが重要です。
専門家を活用することで、手続きがスムーズに進み、最終的に売却などの他の手続きも有利に進めることができます。

相続手続きだけではなく、遺言の作成や成年後見人など、相続に関わることでお悩みのかたは、是非森川司法書士事務所の無料相談をご利用ください。

 

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