死亡後の相続人の手間を減らしてあげたい場合

精算型画像

依頼者のご状況

相模原市にお住いのAさんは、結婚をされたことはあるもののお子さんはおらず、配偶者のBさんとも5年前に離婚してしまい、お一人で生活されていました。日々お仕事に忙しくされている中で、会社の健康診断に行った際に、再検査の通知があり、様々な検査をした結果、かなり進行してしまっているガンである旨が宣告されました。手術を受けたものの完治は難しく、医師から余命宣告もされてしまいました。
Aさんには、自分にもしものことが有った際の相続人と言えるのは、東北にいる高齢の御両親だけで自分が亡くなった後のご自宅についての処分やその後の相続手続きについてご相談したいとのことで、入院の合間に御来所頂きました。

当事務所からのご提案

Aさんの御状況やお悩みを伺った中で、ご意向を確認するとご両親には葬儀や役所の手続きは任せるつもりだが、ご自宅の処分や銀行などの手続きについては時間もかかり手間も掛かってしまうし、高齢の両親に頼むのも気がひけるのでこう行った手続きを依頼することが出来ないか?とのことでしたので、【相続対策丸ごとサービス】を提案しました。現状相続税が発生するか否か?相続関係がAさんの認識通りで問題ないか?を確認するだけでなく、今回は残された相続人の負担が少なくなる様に遺言書にも工夫をさせてもらい、清算型の遺言書を作成致しました。
この清算型の遺言とは、遺言の内容に「遺言執行者は、相続財産すべてを現金に換価したうえで、葬儀費用、遺言執行費用、売却手数料、不動産登記費用、不動産譲渡所得税等の費用及び負債を控除した残額を両親に対し相続させるものとする」と言った文言を加える事により、相続人ではなく、遺言執行者が不動産を売却し、預貯金なども解約払い戻しの手続きを全てすることが出来るので、今回のAさんのご意向にピッタリの提案でした。また遺言内容を実現させるために、遺言執行者には弊所代表の森川が就任し、遺言作成の際の財産目録をAさんのご両親に説明するために東北のご両親の御自宅に今後の流れについて説明に伺わせて頂きました。

結果

 Aさんは、御存命でまだ意識のしっかりしている間に、その後の手続きを依頼することが出来たことで、安心して現在ご入院されています。東北のご両親とも打ち合わせ済みですので、もしもの際にはスムーズに相続手続き及び不動産の換価手続きを進めることが出来る体制を整えることが出来て、Aさんのみならずそのご両親にも安心して頂くことが出来ました。
今回の事案では、お子様がいらっしゃらず、ご両親が推定相続人といった事案でしたが、お子様がいる事案でも、子供達が忙しく、売却や相続手続きを任せるのが負担になるとお考えの方も多くいらっしゃいます。そのような場合には、法律の面からでなく、税務の面からもサポートすることが出来る森川司法書士事務所にお任せください。
 生前に売却するのと、相続発生後に売却するか?という順番の違いだけでも、それによって相続税や売却に伴う譲渡所得税が大きく変わることが多々ございます。町田・相模原でお悩みの方は是非無料相談をご検討ください。

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