【相続事例・町田市】解決事例>相続財産が多く複雑な手続きに高齢な相続人が困難している場合

【相続事例・町田市】解決事例>相続財産が多く複雑な手続きに高齢な相続人が困難している場合

お客様のご状況

町田市にお住まいのM様より、先日94歳で亡くなられたお父様の相続についてご相談頂きました。

M様のお父様は資産家として地域では有名なかたでしたので、金融機関の預貯金だけでなく、所有されていた複数の美術品や不動産など、たくさんの資産を遺されました。

お母様はすでに他界されており、M様の弟様も数年前に亡くなられているので、相続人はM様と弟様の子ども三人です。
お父様と同居されていたことと、相続人の中で最年長であることから、ご自身が代表となって相続手続きを行わなければとお考えでしたが、M様も70代とご高齢のため、役所で書類を集めたり銀行を回ったりするのは負担が大きく、ひとりで進めるのは難しいからどうしたら良いかと途方にくれておられました。
相続人である甥御さんたちに相談されましたが、三人とも石川県に居住されていて、仕事も忙しくされており、手続きを手伝うために何度も上京するのは難しいとのことでした。

相続財産の価額が大きいため、相続税の申告が必要になることもあり、信頼できる専門家にお任せするのが良いのではという意見がでたので、地元で探していたところ、手続きの相談で訪れた役所で弊所の評判を聞き、こちらにご相談にこられました。

弊社からのご提案

【相続事例】当事務所からのご提案M様から詳しく状況をお伺いしたところ、やはりお父様の遺された相続財産が多いため、複数の銀行での相続手続き、町田市・相模原市に所有されているいくつかの不動産の名義変更など、やらなければならないことがとても多い事案であることが確認できました。

そこで、弊所が預貯金の解約から、有価証券の移管、保険金の支払い手続き、不動産売却まで相続手続きをお手伝いできるように「遺産承継」の契約をご提案いたしました。

遺産承継とは、亡くなった方(被相続人)が残した財産や権利、義務を相続人が引き継ぐことをいいます。
これは、遺産分割協議や法定相続などに基づいて進められる手続きです。

遺産承継は、相続人全員で協議を行ったり、必要に応じて家庭裁判所に申し立てたりして進めます。
また、銀行口座の名義変更や不動産の登記変更などの手続きも行う必要があります。

簡単に言えば、遺産承継とは「亡くなった方の財産や負債をどう分け、誰が引き継ぐかを決めて、それを正式に手続きすること」です。

相続人全員と契約する必要があるため、石川県にご在住の甥御様、姪御様にも直接お会いし、ご説明する機会を設けました。

その際、遺産承継とはどのようなことか、司法書士がどのような手続きを行うのか、司法書士に依頼した場合どれぐらいの費用がかかり、そのお金はどこから捻出するのか、相続税はどれぐらいかかるのか、などのご質問を頂いたので、その点も合わせてご説明し、弊所が遺産承継をお手伝いするという内容で、相続人のみなさまとご契約を結びました。

結果

司法書士が行う遺産承継の手続きには、不動産の名義変更、銀行や証券会社の手続き、遺産分割協議書の作成、相続放棄のサポート、遺言書の検認などがあります。

まず、不動産の名義変更(相続登記)として、お父様が所有されていた土地や建物を相続人の名義に変更するための手続きを行いました。
この際、放置すると将来的に売却や活用が難しくなることもあるため、戸籍謄本や遺産分割協議書などの書類を整え、法務局に申請いたしました。

銀行や証券会社の手続きとしては、お父様の預貯金や株式を相続人が引き継ぐための名義変更や解約の手続きを行いました。
各金融機関によって必要書類が異なるため、弊所スタッフが書類の準備や提出をサポートしました。

また、遺言書がある場合は、その内容に基づいて相続手続きを進める必要がありましたが、お父様は正式な遺言書を遺されていなかったため、相続人の皆様のご意向を調整し、誰がどの財産を受け継ぐのかを決めた内容を正式な書面にまとめ、遺産分割協議書を作成いたしました。

不動産の登記や金融機関の手続きなど、法的に適切な形で必要書類を作成することが大切なため、個人で手続きを進めるには難しく手間や専門的な知識が必要となります。

専門家である弊所に依頼したことで、膨大な資産を整理し、迅速に手続きを進めることができました。

また、高齢のため一人では負担が大きかった手続きを、遠方に住む甥御様たちに負担をかけることなく終えられ、安心したとご依頼者様に大変喜んでいただけました。

ポイント

1.高齢の相続人が複雑な手続きに困難
亡くなられたお父様の財産が多く、不動産や金融機関での手続きが複雑で負担が大きく、高齢のM様がひとりで相続手続きが進められず困っておられましたが、他の相続人である甥御さんたちは遠方(石川県)に住んでおり、協力してもらうことも難しい状況でした。

2.専門家による遺産承継サポートを提案
金融機関での預貯金解約、不動産の名義変更、遺産分割協議書の作成などをサポートする「遺産承継契約」を提案いたしました。
遠方の相続人にも直接説明を行い、司法書士が手続きを代行する形で契約を締結し、スムーズに手続きを完了しました。

3.遺産整理や登記手続きを迅速に進め、相続人の負担を大幅に軽減
専門的な知識が必要とされる書類作成なども迅速に手続きを進めることで、高齢のM様が安心して相続手続きを終えられることができ、遠方の相続人にも負担をかけることなく解決できました。

[関連サービス] 相続手続丸ごと代行サービス(遺産整理)

司法書士事務所に依頼することによって、財産に関する複雑な相続手続きを専門家が代行し、負担を大幅に軽減できます。
面倒な預貯金の解約や不動産の名義変更、遺産分割協議書の作成などにも適切に対応いたします。

また、相続財産が多いと必要となる相続税の申告についても税理士と連携し、適切な手続きをお手伝いいたします。
遠方の相続人との調整も行い、手続きの漏れやミスを防ぐことができます。
自分で手続きを進めることにお困りの高齢者のかたは是非、森川司法書士事務所の無料相談をご利用ください。

 

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